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引数は「大根」、戻り値は「大根おろし」

引数は「大根」、戻り値は「大根おろし」

こんにちは、徳田です。


今回は、プログラミングの「引数(ひきすう)」「戻り値(もどりち)」というキーワードについてご説明します。


プログラミングをやったことがないと、なかなか聞きなれない言葉ですよね。


しかし、これらはプログラミングでは日常的に出てくる言葉なんです。

これを機に「引数」と「戻り値」について理解しておきましょう!


この記事を読むと


・引数、戻り値とは何か?
・引数、戻り値の実際の使い方

これらを知ることができます。


【目次】

  • ・結論から言うと

    ・まずは「関数」を知ろう

    ・引数は「大根」、戻り値は「大根おろし」

    ・実際の使用例

    ・現場の知識

    ・まとめ


結論から言うと


引数とは「材料」
戻り値とは「結果」

※引数を「パラメータ」、戻り値を「返り値(かえりち)」ということもあります。


まずは「関数」を知ろう


「引数」と「戻り値」を知るために、まず「関数」について説明します。

この3つはセットで覚えましょう。


関数とは、簡単に言うと「機能を部品化して再利用出来るようにしたもの」です。


プログラミングをしていると、同じような処理が複数の箇所で必要になることがあります。


複数箇所に同じ処理を書いても良いんですが、何度も書くのは大変なので、あらかじめ機能部品として「共通化」しておき、色々な場所から再利用出来るようにしてしまおう!というのが「関数」です。(関数のことを英語では「ファンクション(=機能)」と言います)


関数として作成しておけば、処理を書くのは1回だけで済みます。

あとは必要な時に呼び出すだけで、一連の処理を実行してくれるのでとても便利です。


※関数については、以下の記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。

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【プログラミング】関数とは機能を部品化したもの
2020.01.08
今回は、プログラミングの「関数(かんすう)」について説明します。関数とは何か、どのような場合に使うのかを分かりやすく説明しています。

関数は、もともと用意されているものもありますし、自分で独自に作ることも出来ます。


引数は「大根」、戻り値は「大根おろし」


関数は以下のように動作します。


①関数に「材料」を渡すと

 ↓

②一連の「処理」を行い

 ↓

③処理の「結果」を返してくれる。



身近なものに例えるとこんなイメージです。


例)電動おろし器


①大根(材料)を入れると

 ↓

②自動すりおろし(処理)を行い

 ↓

③大根おろしになって出てくる(結果)


大根おろしを作るたびに、毎回おろし金を準備して、手作業ですりおろして、といった作業は必要ありません。自動すりおろし器に材料を入れれば、完成品が出てきます。


プログラミングでは、この「材料」のことを、「引数(ひきすう)」

そして「結果」のことを、「戻り値(もどりち)」と言います。


3つの言葉の関係はこのようなイメージです。

①材料(大根)=「引数」

②機能(電動おろし器)=「関数」

③結果(大根おろし)=「戻り値」

この3つはセットで覚えましょう。


実際の使用例

実際の関数は以下のように作成します。


function ①関数名(②材料){

 ③行う処理;

 return ④返す結果;

}

①関数名は好きな名前を付けられます。

②関数に渡す材料です。→【引数】

③関数が行ってくれる一連の処理です。

④処理した結果、関数が返してくれる内容です。→【戻り値】


例えば、材料として「数字1」と「数字2」という2つの数字を渡すと、それらを合算する処理を行い、結果を返す。という関数の場合は以下のように作成します。(関数の名前は「calc(計算)」にしました)


function calc ($num1, $num2) {

 $total = $num1 + $num2; // ← 引数1と引数2を足して$totalに入れる。

 return $total; // ← $totalを戻り値として返す。

}

この例では「$num1」と「$num2」が「引数」、$total(合算結果)が「戻り値」です。

作った関数は、以下のようにして使うことが出来ます。


$kekka = calc(1, 2);

calcという関数に1、2という引数(材料)を与え、結果を$kekkaという変数に受け取っています。


なお、上記のように引数は複数指定も可能です(逆に、全く無しでもOK)

戻り値は「1つのみ」指定可能です(全く無しでもOK)


現場の知識

PHPには、標準で多くの関数が用意されており、これらを上手く活用することで素早く、確実なプログラミングを行うことが出来ます。


実際の現場でもPHPの標準関数を活用することは基本で、標準関数に無いものを独自に作ったりします。
独自関数も一度作ったものを別のサービスを作る際に再利用したりするため、関数は作るほど自分の「開発資産」となり、どんどん開発速度が上がります。


PHPの標準関数は「関数リファレンス」というページにまとまっています。

https://www.php.net/manual/ja/funcref.php


このページで、例えば「number_format」という関数のページを見てみましょう。

number_formatは「数字を渡すとカンマ付きにして返してくれる」PHPの標準関数です。


ページを見ると、まず①関数の名前が書いてあり、次に②この関数が行ってくれる処理の内容が書いてあります。


さらに下の方を見ていくと、③引数(パラメーター)の一覧、④戻り値の内容が記載されていますね。


このように、関数には「引数」と「戻り値」があらかじめ決められていますので、関数を使う際には「どんな引数が必要で」「どんな戻り値が返ってくるのか」ということをしっかり理解しておく必要があります。


とはいえ、上記ページのような「リファレンス」に記載されていますので、「関数」「引数」「戻り値」がそれぞれ何を意味するのか、という用語が分かっていればOKです。


必要になったときに、必要な機能部品(関数)を調べられる力があれば良いのです。


まとめ


・機能(関数)
・それに渡す材料(引数)
・返ってくる結果(戻り値)

これらをセットで覚えておいてください!


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