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プログラマーにおすすめの映画「ソーシャルネットワーク」
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今回は、プログラマーにおすすめの映画「ソーシャルネットワーク」をご紹介したいと思います。
「ソーシャルネットワーク」ってどんな映画?
ソーシャルネットワークは、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグを描いた、2010年の映画です。
マーク・ザッカーバーグ自身プログラマーであり、Facebookの原型は彼が大学生の時に1人でプログラミングしました。
その後、Facebookは世界で20億人以上が利用するWebサービスとなり、史上最年少の億万長者になりました。
この映画では、そんな彼がどのようにFacebookのアイデアを思いつき、開発していったのか?ということが描かれています。
ストーリー的な部分については、ぜひ映画の本編をご覧頂ければと思いますが、今回は、僕がプログラマーの目線で個人的に面白いと思った部分や、プログラミングのモチベーションが上がる「見どころのシーン」を少しだけご紹介したいと思います。
見どころ①「FACE MASHをビール片手に一晩で作り上げるシーン」
見どころその①は、映画の冒頭でマークが「FACE MASH」というWebサービスを、ビール片手に数時間で作り上げるシーンです。
サービスの作成に必要な「各学生寮の生徒の顔写真」を色々な方法で入手するんですが、
例えば、
ApacheのIndexページからwgetコマンドで画像を一括ダウンロードしたり、
500ページのページネーションから全ての写真を取り出すのに、手作業では時間が掛かるので、即席でPerlスクリプトを作って自動処理させたり、
と、リアルな描写もあります。
ちなみに、この自動化思考はプログラマーとしては結構あるあるで、僕も仕事で単純なデータ処理作業などがあると、すぐプログラミングで自動化させたくなります。
基本、プログラマーって面倒くさがりなのかもしれませんね。
実際、例えば手作業では1件30秒かかる処理だとすると、500件なら4時間近くかかる訳ですが、Perlスクリプトを数十分で書いてしまえば、あとはボタンを押すだけで完了です。
後日また同じ作業が必要になった場合も、再利用できますね。
プログラミングというと、アプリを作るというイメージが強いと思いますが、こんな風に物理的に自分の仕事時間を短縮させることも出来るんです。
そんなプログラマー思考をフル活用しながら、思いついたアイデアを2、3時間で形にして、スピーディにリリースしてしまうというのが描かれた面白いシーンです。
ちなみに、このFACE MASHというWebサービスは、公開後学生からのアクセスが殺到し、数時間で閉鎖してしまったようです。
見どころ②「Facebookをリリースするシーン」
見どころその②は、学生寮の1室で、共同創業者のエドゥアルド・サベリンと一緒に、完成したFacebookをリリースするシーンです。
今では20億人以上が使うWebサービスも、この瞬間、マークのノートPCからリリースされました。
告知も大学の友達にメールで知らせただけです。
2004年のことです。
機能も最初はとてもシンプルでしたが、サービスの基本コンセプトには絶大な自信を持っていたようです。
基本コンセプトさえしっかりしていれば、細かい機能などはユーザーと一緒に作っていくもので、それよりもスピーディに世に出すことの大切さが垣間見れるシーンだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
他にも、Facebookという会社が大きくなっていく様や、ショーンパーカーとの出会いなど、色々と描かれていますが、僕が何度も見返したくなるおすすめのシーンを2つご紹介しました。
プログラミングスキルとインターネットの組み合わせは、たった1人のアイデアでも数年で世界中の人が知るようなサービスを作れる力があります。
今まさにプログラミングでサービスを作っている人、そしてこれからプログラミングを学ぶ人が生み出していく新しいサービスが、数年後、多くの人を楽しませたり、喜ばせたり出来る可能性を秘めていると僕は思います。
以上、今回はプログラマーにおすすめの映画「ソーシャルネットワーク」のご紹介でした。
興味があればぜひ見てみてくださいね。