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2021.01.03    2021.02.19

データベース操作の基礎を学ぼう!UPDATE編

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今回は、データベース操作の基礎講座 第3回です。

プログラムからデータベースに対して行う主な命令は「4種類」あり、それぞれに対応するSQL命令文が用意されています。



今回は、③の「UPDATE文」の使い方を学んでいきましょう!


UPDATE文とは?


UPDATE文を使うと、テーブルに登録されているデータの内容を変更することが出来ます。


前回ご説明したINSERT文は、テーブルにデータを新規登録するのに対し、今回のUPDATE文は、既に登録されているデータの内容を変更するための命令ということですね。


例えば、このような「商品(product)テーブル」があった場合、既に登録されているデータに対して、例えば商品名を変更したり、在庫の数を変更することが出来ます。



UPDATE文の基本


UPDATE文は、このような書式になっています。

まず、UPDATEの後に、変更したいデータが登録されているテーブル名を指定します。


今回の場合は、テーブル名は「product」なので、このようになりますね。



そして、SETの後には「どのカラムの値を」「何に変更するのか」ということをイコールで指定します。



例えば、商品名が保存されている「product_name」というカラムの値を「ロゴTシャツ」に変更したい場合は、このようになります。



変更したいカラムが複数ある場合は、カンマで区切って複数指定することも出来ます。

例えば、「product_name」を「ロゴTシャツ」に変更しつつ、「stock」を「5」に変更する場合は、このように書きます。



そして、WHEREの後ろには、データを変更する「対象行」を特定するための検索条件を指定します。


検索条件の指定の仕方は、SELECT文で行った方法と全く同じです。

もし分からない場合は、SELECT文の動画も参考にしてみてください。

例えば、id=1の商品データを対象にする場合は、このように指定します。


対象データは1件でなくても構いません。複数件を同時に変更することも可能です。

例えば、在庫が10以上のデータの在庫を全て5にするならこのように書きます。



WHERE条件を指定しない場合は、テーブル内の全データが同じ値に変更されます。




なお、SELECT文やINSERT文の時と同じように、UPDATE、SET、WHEREの部分は大文字で書いていますが、ここは大文字でも小文字でも同じように動きます。


僕は、SQLの文法として表記するこのような固定の文字は、大文字で書くことが多いですが、この辺りは会社やプロジェクトのコーディング規約に従いましょう。


まとめ


以上が、UPDATE文の基本的な使い方になります。

実際のWebサービスでは、例えば、登録したデータの編集画面や、アカウントのプロフィール編集画面などで、UPDATE文は使われています。

また、ユーザーが画面上で変更を行う以外にも、例えば先程の例のように、商品の在庫情報をプログラムが更新する場合などにもUPDATE文は使われています。


アプリケーションを作る上では、これも頻繁に使うことになるのでしっかりマスターしておきましょう!

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