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2020.12.12    2021.02.15

データベース操作の基礎を学ぼう!INSERT編

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プログラムからデータベースに対して行う主な命令は「4種類」あります。


そして、これら4つには、それぞれ対応するSQL命令文があり



このようになっています。


前回は、①の「SELECT文」を学習しました。


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データベース操作の基礎を学ぼう!SELECT編



今回は、②の「INSERT文」についてご説明していきます。



INSERT文とは?


INSERT文を使うと、テーブルの中に新しいデータを追加することが出来ます。


例えば、このような「商品(product)テーブル」があった場合



ここの最終行に新しいデータを1件追加することが出来る訳ですね。




INSERT文の基本


INSERT文は、このような書式になっています。


まず、INSERT INTOの後に、データを登録したいテーブル名を指定します。



今回の場合は、テーブル名は「product」なので、このようになりますね。



そして、VALUESの「前」と「後」に括弧が2つあります。


前側の括弧の中には、データを登録したいカラム名の指定を行います。



例えば、nameカラムだけにデータを登録したい場合は、このようになり



nameカラムと、priceカラムにデータを登録したい場合は、このようになります。




このように、複数ある場合はカンマで区切って列挙します。


ここで指定しなかったカラムには、NULLという空データ、または初期値が指定されている場合は、その値が自動的に登録されます。


そして、VALUESの後側の括弧の中には、先ほど指定した各カラムに対して、実際に入れたいデータを指定していきます。



例えば、nameに「マフラータオル」priceに「1500」というデータを入れたい場合は、このようになります。




数値データはそのまま指定出来ますが、文字データの場合は、シングルクォーテーションで括ります。


これで、完成です。


このINSERT文を実行すると、このように末尾に新しいデータが登録されます。




ちなみに、INSERT、INTO、VALUESの部分は大文字で書いていますが、ここは大文字でも小文字でも同じように動きます。


僕は、SQLの文法として表記するこのような固定の文字は、大文字で書くことが多いですが、この辺りは会社やプロジェクトのコーディング規約に従いましょう。



カラム指定の省略


なお、VALUESの前側のカラム指定の括弧ですが、全てのカラムを対象とする場合は、この指定自体を省略することが出来ます。


このようにすると、productテーブルの先頭のカラムに「マフラータオル」、2番目のカラムに「1500」とデータが順番に登録されていきます。




複数データの同時挿入


また、VALUEの後側の括弧全体は、カンマ区切りで複数指定することができ、このように書くと、複数のデータをいっぺんに入れることも出来るので覚えておきましょう。




まとめ


以上が、INSERT文の基本的な使い方になります。


実際のWebサービスでは、例えばユーザー登録機能やネットショップの注文機能、ブログやTwitterなどの投稿機能など、データを新規に登録するような機能でINSERT文が使われています。


SELECT文と同様に、頻繁に使うことになるので、しっかりマスターしていきましょう!


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