ブラインドタッチはこうやってマスターせよ!
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皆さんはブラインドタッチが出来ますか?
ブラインドタッチは、「タッチ・タイピング」とも呼ばれますが、キーボードを打つ時に手元を見ないで打つ技法のことです。
今回は、プログラミングにおける「ブラインドタッチ」の必要性について説明します。
プログラマーにブラインドタッチは必要?
結論から言うと「必要」です。
もちろん、ブラインドタッチが出来なくてもプログラミングは出来るのですが、作業スピードが格段に違ってきます。
プログラミングはタイピングが基本です。
仕事の大半が「キーボードで文字を打つこと」なので、タイピングスピードが上がればプログラミングのスピードも上がります。
また、コードを打つ時に「キーボード上の文字を探す作業」が無くなることで、全ての意識を画面に集中出来るため、入力ミスも減りますし、頭でプログラムの処理を考えながら、手は無意識にソースを打ち込んでいくということも出来るようになります。
プログラマーは、ぜひブラインドタッチをマスターしておきましょう!
また、プログラマーに限らず、パソコンを頻繁に使う人ならブラインドタッチはマスターしておくことをお薦めします。
ブロガーなど文字を大量に入力する人はもちろん、仕事でパソコンを使って資料を作る時も、メールを書く時も、ブラインドタッチが出来れば仕事を早く&正確にこなせるようになります。
ブラインドタッチをマスターする方法
①キーボードの設定は「ローマ字入力モード」に
まず、キーボードの設定は「ローマ字入力モード」にしましょう。
ローマ字の場合、日本語を打つ際に1音で2打しなければならないため、慣れない人は遅く感じるかもしれませんが、「子音」+「母音」の組み合わせで成り立つローマ字は、覚える配置がそもそも少ない上に、パターンを覚えてしまえばリズミカル&スピーディに入力が出来ます。
また、プログラミングを行う場合は、半角英数字入力モードを使うことがほとんどなので、アルファベットの配置は必ず覚える必要があります。
②ホームポジションに必ず人差し指を
次に、ホームポジションに人差し指を必ず置きましょう。
ホームポジションとは、キーボードの「F」と「J」のことです。
この2つだけ突起が付いていますよね。
キーボードを打つときは常に、左手の人差指は「F」、右手の人差指は「J」に置いておきます。中指から小指はそこから1つずつずらして自然に置きます。
他のキーを打つ時に離れる時もありますが、打ち終わったらすぐにホームポジションに戻ります。
突起を頼りに、キーボードを見ずにホームポジションに瞬時に戻れるようにしましょう。
(テニスで打ち終わったら必ず中央に戻るようなイメージです)
③各指の担当範囲を覚えよう
次に、各指の担当範囲に何があるか覚えましょう。
基本はこのように、初期位置の縦列にあるキーがその指の担当です。
(人差し指だけは更に内側にもう1列ずつあります)
周囲にある特殊キーは小指が担当になっていますが、小指だと押しづらいこともあるので、場所によっては薬指にするなど、自分の押しやすいようにカスタマイズしても良いと思います。
それぞれのアルファベットが大体この辺にあったなーという感じで覚えていきましょう。
例えば「K」なら右の中指だったな、「S」は左手の薬指だったな、といった具合です。
すぐ覚えられるキーもあれば、なかなか覚えられないキーもあると思いますが、やってるうちに覚えますので暗記というよりは、たくさん打って慣れていきましょう。
④まずは50音をひたすら打つ
まずは50音をひたすら打つ練習をしましょう。
ATOMなどのテキストエディタを開いて、あ行「あいうえお」から、わ行「わをん」までひたすら打ち込む練習をしましょう。
もちろん、手元を見てはダメです。
このような感じで打っていきます。
慣れてくると数十秒で1周打てるようになるでしょう。
何度も打っているうちに、母音(aiueo)の配置パターンが体に染み付いてくると思います。
母音の位置を覚えてしまえば、あとは子音「k,s,t,n,h,m,y,r,w」の位置を覚えるだけで、50音すべてが打てるようになります。
50音を打つことに慣れてきたら、自分の名前や目に写ったものを打つ練習もしていきましょう。
また、単語が打てるようになってきたら、タイピングゲームで修行するのも良いと思います。
寿司打というタイピングゲームはブラウザだけで出来て、無料なのでお薦めです。
寿司打
http://typingx0.net/sushida/
⑤数字や記号にもチャレンジ
アルファベットが打てるようになったら、キーボードの最上段に並んでいる1〜0の数字や記号、スペース、Shift、Cmd(Ctrl)、Enter、Delete、Tabといったキーもプログラミングでは頻繁に使いますので、見ないで打てるように練習しましょう。
とはいえ、ここまで来たらこれらを単体でひたすら練習するよりも、実際にコードを書きながら覚えてきましょう。
コードを打つ時に、手元を見ずに画面だけを見て入力する意識が大切です。
最初は間違っても良いので、手元を見ないで入力することを続けていきましょう。
まとめ
ブラインドタッチが出来るようになると、プログラミングのスピードや正確性が向上します。
ただ、ブラインドタッチをマスターするまでプログラミングをしないということではなく、プログラミングをしながらブラインドタッチを並行して身につけてしていくようにしましょう。
普段から手元を見ないようにコーディングしていくことで一石二鳥で習得出来ます。
プログラミングもブラインドタッチも「とにかく打つべし!」です。