PHPマニュアル要点まとめ #1「入門」
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※この記事はPHPマニュアルの解説です。
PHPとはなんでしょう?【要点まとめ】
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PHPの正式名称は「PHP: Hypertext Preprocessor」の略です。
PHPはオープンソースで開発されている汎用スクリプト言語で、特にWeb開発に適しており、HTMLのコードの中にPHPを埋め込むことが出来ます。
PHPの開始タグ <?PHPと 終了タグ ?> で囲まれた部分が、PHPのコードとして判定され、この中ではPHPのコードを書くことが出来ます。
例1の場合は、echoの後ろに「Hi, I'm aPHP script!」と書かれているので、「Hi, I'm aPHP script!という文字列を出力しろ」というPHPコードになっています。
PHPのコードはサーバーサイドで処理されて、最終的に出力された結果(上の例では「Hi, I'm aPHP script!」)が、HTML内に組み込まれてユーザーのブラウザーに送信されます。
つまり、ユーザー側では最終的に出力されたHTMLコードしか確認する事が出来ないため、どのようなPHPコードが書かれているかということを、ユーザー側から見ることは出来ません。
また、PHPは初心者に分かりやすいと同時に、プロとしても使える言語です。
PHPは、CやJavaなどの言語に比べてかなりライトに書くことが出来て、初心者にもとっつきやすい一方で、大規模なWebサービスにも採用されている実績が多くあり、クラウドソーシングサイトなどでも需要の多い言語です。
PHPにできることは?【要点まとめ】
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PHPが利用されるシーンとしては大きく3パターンあります。
1つ目は「サーバーサイドでの利用」
これは、Webアプリケーションのバックエンドなどで使われるパターンで、PHPが最も得意とする部分です。
2つ目は「コマンドラインでの利用」
これは、ブラウザーなどを経由して使われるのではなく、コマンドとしてPHPのプログラムを動かすパターンです。
例えば、CRONに登録して自動実行させるプログラムを作る際はこの方法を使います。
3つ目は「クライアントサイドでのGUIアプリケーションでの利用」
これは、パソコンにインストールするようなGUIアプリケーションをPHPで作るパターンです。
これはあまりPHPの得意とする部分ではないため、採用されることは少ないです。
PHPは、各種OSや各種Webサーバーに対応しており、プログラムの作り方も「手続き型」「オブジェクト指向型」またはそれらを混在させる作り方といったものを選ぶことが出来ます。
PHPは画像やPDF、XMLといったデータを扱うことも出来、特にデータベースとの連携を行うことが非常に簡単です。プログラムを作る上では、データベースの利用はほぼ必須となるので手軽にデータベースが使えるといった点もPHPの良いところですね。
また、メール関係のプロトコルにアクセスすることが出来たり、別のプログラミング言語との連携を行うことも出来ます。
PHPには「標準関数」として、テキスト処理やXML処理を行う様々な関数が付属しており、それらは関数リファレンスのページにまとまっています。