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CRUDとは?
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CRUDとは何か?
CRUDとは、プログラミングでアプリを作る際の4大機能の頭文字を取ったものです。
それぞれ、このようになっています。
C:登録機能(Create)
R:読出機能(Read)
U:変更機能(Update)
D:削除機能(Delete)
Create、Read、Update、Deleteの頭文字を取って「CRUD」という訳ですね。
プログラムは、細かい色々な処理を行っていて複雑に見えますが、全部そぎ落として「芯」の部分だけを見てみると、実はデータに対してこれら4つの操作を行っているだけなんです。
プログラムで扱うデータには、このようにアプリ/サービスによって様々な種類があります。
・ユーザーデータ
・商品データ
・注文データ
・記事データ
・投稿データ
・コメントデータ
etc...
これらそれぞれに対して、CRUDの4機能を用意する形になります。
それでは、実際に普段使うWebサービスでの実例を見てみましょう!
Webサービスでの具体例を見てみよう!
例えば「ブログシステム」を例に見てみましょう。
ブログシステムでは「記事データ」を扱います。
C:登録機能(Create)
ブログシステムの管理画面で新規追加ボタンを押すと、記事データを新規に「登録」することが出来ます。これは「C(Create)」の機能です。
R:読出機能(Read)
投稿一覧画面を表示すると、登録されている「記事一覧」が表示されます。
これは、データベースからデータを「読出」して表示している「R(Read)」の機能です。
U:変更機能(Update)
記事一覧で記事を選んで編集をクリックすると、その記事の内容を「変更」することが出来ます。
これは「U(Update)」の機能です。
D:削除機能(Delete)
記事一覧で記事を選んで削除をクリックすると、その記事を「削除」することが出来ます。
これが「D(Delete)」の機能ですね。
このように、Webアプリではデータに対して「CRUDの4機能」が実装されています。
4つ全てが実装されない場合も・・
なお、4つ全てが実装されていないこともあります。
例えば「Twitter」です。
Twitterでは「投稿されたツイート」データを扱います。
C:登録機能(Create)
ツイートするボタンを押すと新しくツイートを登録することが出来ます(Create)
R:読出機能(Read)
タイムライン上には、フォローしているアカウントのツイートが表示されます(Read)
D:削除機能(Delete)
削除をクリックするとツイートを削除することが出来ます(Delete)
Twitterは、投稿済みのツイートを後から変更出来ない仕様になっているので、あえて「U(Update)」機能は実装していません。
サービスの仕様やコンセプトによってはこのようなケースもありますが、基本的には1種類のデータに対してCRUDの機能を実装していくと覚えておきましょう!
まずはCRUDを作れることを目標にしよう!
このように、Webプログラムの「芯」の部分はCRUDの4機能で出来ています。
したがって、CRUDが作れるようになればWeb開発の基本はマスターしたようなものです。
CRUDは一度作り方を覚えてしまえば、どのようなWebサービスでも同じように実装することができ、ソースコードも資産として使い回すことができます。
プログラムを学習するなら、まずはCRUDを作れることを目標にしてみましょう!
なお、CRUDを作るためには「データベースの操作方法」を理解しておく必要があります。
データベースの基本についてはこちらの記事もご参考にしてください。