相対パスって何??
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今回は、講座のフォーラムに頂いたご質問を紹介します。
ご質問内容
先日、講座の受講生さんからこのようなご質問をいただきました。
リンク先や画像の指定などで「./」という指定を見かけることがあるのですが、これはどういった意味なのでしょうか?
調べてみると「相対パス」という指定方法のようですが、いまいち意味が分からなかったため、教えてください。
回答内容
これに対して、僕がお答えした内容はこんな感じです。
パス(つまり、ファイルのある場所)の指定方法には、「相対パス」と「絶対パス」という2つの指定方法があります。
相対パスは、自ファイルが置かれている場所からの相対的な位置指定
絶対パスは、最上位階層からの絶対的な位置指定
となります。
例えば、デスクトップに「index.html」というファイルと、「img」というフォルダがあり
imgフォルダの中に「sample.png」というファイルが入っていたとします。
このとき、index.htmlから見た「sample.png」の位置は、
絶対パスだと「/デスクトップ/img/sample.png」
相対パスだと「img/sample.png」
となります。
また、相対パスでは「./」は「自ファイルと同じ場所」という意味になり、「../」とドットを2つ書くと「自ファイルの1つ上の階層」という意味になります。
つまり、ご質問にあったこの指定方法<img src="./sample.png">は、自ファイル(index.html)と同じ階層にある、imgフォルダの中のsample.pngを指定している訳ですね。
ちなみに、<img src="sample.png">のように、先頭の「./」を省略しても同じ意味になります。
ということでした。
同じような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。