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連想配列とは?
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連想配列とは?
結論から先に言うと、
連想配列というのは、配列の「キー(添え字)」に、連番の数字ではなく、好きな名前を付けられる配列のことです。
キーに分かりやすい名前を付けることで、中にどのようなデータが入っているのか?ということが分かりやすくなります。
そもそも配列とは何か?
配列とは、1つの変数の中に複数のデータを持つことができるデータ型です。
通常の変数が「ただの箱」なら、配列は「引き出し付きの箱」のようなイメージです。
通常の変数には、データは1つしか入れることができませんが
変数を「配列型」として定義すれば「ただの箱」から「引き出し付きの箱」になり、複数のデータをまとめて入れることができます。
キー(添え字)とは何か?
配列の中はこのように、「キー」と「値」がセットになっており、キーを指定して、値を入れたり、取り出したりします。
各引き出しに番号が付いているようなイメージですね。
ちなみに、この「キー」のことを「添え字」とも呼びます。
通常の配列では、キーはデータを入れた順番に「0」からの連番が振られます。
シンプルなデータを管理する場合はこれでも特に問題無いのですが、配列の中に色々な種類のデータを格納するような場合は、連番だとどこに何が入っているのか分かりづらくなってしまいます。
連想配列はキーに好きな名前を付けられる
そこで、各引き出しに連番ではなく、このように分かりやすい名前を付けておきます。
こうすれば、どこに何のデータが入っているのか分かりやすいですよね。
このように、キーに連番ではなく、好きな名前を付けた配列のことを「連想配列」といいます。
実際の使用例
PHPでは、配列を作る際、このように値だけを指定すると通常の配列となり、キーには0からの連番が振られます。
配列を作る際に、このようにキーを明示的に指定すると、連想配列になります。
また、PHPでは、データベースから取り出したデータはキーに「カラム名」が指定された連想配列として取り出されます。
例えば、userテーブルに「id」「name」というカラムがあり、そこからデータを取り出すと
このような形の連想配列で取得されます。
ちなみに、取得する配列の形式は「フェッチモード」で細かく指定が可能です。
フェッチモードについては、こちらの動画で詳しく解説しているので併せて学習してみてください。
このように、実際のWeb開発では連想配列を頻繁に使うことになりますので覚えておきましょう!
まとめ
・連想配列とは、キー(添え字)に好きな名前を付けられる配列のこと
・キーに名前を付けることで、どのようなデータが入っているのかが分かりやすい
・PHPでは、データベースから取り出したデータ配列は連想配列になっている