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変数とは?
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変数とは
変数とは、データを入れておくための「箱」
変数とは、プログラムを「汎用的」に動かすためのマジックアイテムなんです。
変数を使う理由
プログラムは、生涯で1度だけ動いて終わりではなく、何度も反復して動かされるのが前提です。
例えば、計算機のプログラムは何度も色々な計算を行いますし、お問い合わせフォームのプログラムは色々な人からのお問い合わせを何度も受け付けます。
もし、プログラムに「1 + 1の計算をしろ」と書いた場合、
そのプログラムは何度動かしても「1 + 1」の計算しかしません。
(何度動かしても「2」と答えるだけのプログラムですね)
しかし、「箱A + 箱B」の計算をしろと書いておけば、
それぞれの箱に好きな数字を入れれば、どんな数字も計算出来るプログラムになります。
例)箱Aに「3」、箱Bに「4」を入れれば、「7」という結果が出る。
この箱のことを「変数(へんすう)」と呼びます。
(※毎回中身が「変わる」ので「変数」と呼ばれます)
そして、箱には「箱A」や「箱B」のように名前を付けることができ、これを「変数名(へんすうめい)」と呼びます。
実際の開発での使用例
例えば、このようなお問い合わせフォームがあったとします。
フォームで「送信」ボタンが押されると、プログラムはこんな感じで処理を行います。
1.受付処理
ユーザーが入力したデータを受け取る。(お名前、メールアドレス、お問い合わせ内容)
↓
2.チェック処理
正しく入力されているかチェックする。
↓
3.メール送信処理
チェックOKなら、入力データを記載したメールを担当者に送信する。
ここで、もしこのプログラムが変数を使っていない場合、
毎回、同じお名前/メールアドレス/お問い合わせ内容の処理しかできません。
変数を使うことで、入力されたデータに応じた処理ができる
しかし、上の3つの処理を「変数に対して行う」ようにしておけば、
入力されたデータによって毎回違う処理ができるのです。
※変数に対して処理を行うようにする。
1.受付処理
ユーザーが入力したデータを受け取り、変数に入れる。(変数名の例:$user_name、$mail_address、$comment)
↓
2.チェック処理
変数の中身をチェック。
↓
3.メール送信処理
変数の中身をメールに記載して送信する。
実際のプログラムでは、こんな感じで変数を使って処理を組み立てていくのが基本です。
まとめ
変数とは、データを入れておくための「箱」であり、プログラミングではこのようにデータを変数に入れて処理します。
変数を使うことで、入力値によって動作が変わるプログラム本来の動きを実現することが出来るのです。
なお、変数名の付け方については以下の記事で詳しく解説しています。