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プログラムが動かないときのチェックポイント
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プログラミングをしていて、書いたプログラムが思ったように動かない...。
このような事はプログラマーにとっては日常茶飯事です。
早く動くものを作りたいのにエラーが出て先に進めないと、焦ってイライラしてしまいますよね。
でもイライラすると余計に解決が遠のいてしまったりもします。
プロのプログラマーでも、コードを書けばエラーは必ず発生するので、発生したエラーを素早く解決出来る能力は、そのまま開発スピードの向上につながります。
エラーを素早く解決出来るスキルは、新しくコードを書くのと同じくらい大切なんです。
しかし、
エラーが発生した時、どのような点をチェックすれば良いか?
プログラミングする時はどういった点に気をつけていけば良いのか?
始めの内はなかなか分からないですよね。
そこで今回は、書いたプログラムが動かない時にどういった点をチェックすれば良いかというポイントをお話していきたいと思います。
かなり基本的な内容になりますが、プロになった後も活きてくるとても大切な内容なので、是非これからプログラマーとしてステップアップするための参考にしてみてください。
プログラムが動かないときはここをチェック
プログラムが上手く動かない時の最も多い原因がスペルミスや誤字脱字です。
書いたプログラムが上手く動かない場合、まずは自分のスペルミスを疑う癖をつけましょう。
もし、教材などのサンプルコードを参考にしている場合は、自分で書いたコードとサンプルコードを注意深く見比べてみると、どこかしら違っている箇所があるはずです。
まずはそれを見つける訓練をしていきましょう。
子供の時にやった「まちがい探し」の要領です。
実際にソースコードをチェックする際のポイントはこんな感じです。
◆確認する際のチェックポイント
単語のスペルが間違っていないか
大文字/小文字が間違っていないか
スペースの有無が正しいか
カンマやドットは抜けていないか
全角になっていないか
ダブルクォーテーションやシングルクォーテーションの数は正しいか
こういった点を踏まえて確認してみて下さい。
すごくアナログな方法に思えるかもしれませんが、こういった間違いを自分の目で素早く見つけられる能力はとても重要なスキルなんです。
プログラムのミスを見つける作業をデバッグと言いますが、デバッグを助けるための「デバッガー」というツールも存在します。しかしツールはあくまで補助的な役割なので、最後はプログラマー自身の目で判断する必要があります。
また、慣れてくるとデバッガーを起動するまでもなく、エラーの原因を素早く見つけることも出来るようになっていきます。
慣れてくると間違いを早く見つけられるようになる
僕はプログラミング講座を運営しており、日々生徒さんのバグ解決をサポートしています。
毎日何件もソースコードを見ていますが、実際に動かさなくてもソースコードをぱっと見るだけで原因が分かることも多いです。
これは「このエラーが出た場合は大抵ここを間違えている」とか「よく間違えそうなポイント」などを、経験の引き出しとして多く持っているからなんですね。
バグを探す際の「勘所」が分かっているんです。
あとは、ぱっとソースコードを見た際に全角文字が紛れていると違和感を感じます。
全角と半角の違いは一見分かりづらいですが、慣れると違和感を感じるようになります。
間違いを見つけられる目を鍛えていこう
エラーが発生した時に間違いをすぐに見つけられるプログラマーと、すごく時間が掛かってしまうプログラマーの差は、仕事でプログラミングをするようになるとより致命的になってきます。
ですので、初級の段階から「自分の目で間違いを見つける能力」をしっかり磨いていきましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、これが基本中の基本です。
間違いを見つける能力が高いプログラマーは、コードを書く時点からスペルミスなどに気をつけるポイントを抑えているため、そもそもミス自体も少なくなります。
エラーは厄介なものですが、一度間違えると次からはそこを気をつけるようになり、もしまた同じ間違いをしたとしても、「もしかしてまたあそこかも」と感が働くようになります。
エラーを経験すればするほど、自分の中の経験の引き出しが増えて解決能力が高まっていきますので、エラーが出てもイライラせずスキルアップの一環として取り組んでいきましょう!
なお、実際のデバッグの手順や、実演などは別の記事でもご紹介していますので、良かったらそちらも参考にしてみてください。